12/3 J1第34節 (等々力陸上競技場)

川崎フロンターレ 2−4 ガンバ大阪


  試合前夜

川崎市内某所にある印刷工場。
ホーム最終戦を翌日に控え、サポーターによる応援歌詞カード作成作業が夜遅くまで続きます。

手作業で行なう面倒な裁断作業も、今日だけは心なしか捗っているよう。超満員が予想される注目の一戦に向け、サポーターも心躍っている証拠ですね。
  さぁホーム最終戦

長かった2005リーグ戦も、あっという間に最終戦。
相手は優勝の懸かるガンバ大阪。でも負けるわけにはいかない!5年振りのJ1を有終の美で飾ろうぜ!

今日もフロンターレブルーで染まるバックスタンド。この光景も、この雰囲気も、今年最後なんだよね。

受験生ナカヤマくんも気合いが入ります
  正直悔しい

点を取られても気迫で追い付く試合展開。
サポーターもアツい応援でサポート!

しかし、試合は2−4で完敗。
この結果、ガンバ大阪の優勝決定。

目の前で優勝を決められるのは、やっぱり悔しい…。
だけど、この悔しい気持ちを糧として今後の成長に繋げていかなくちゃね。未来に向かって頑張ろう!
  お疲れ様でした

試合後は、恒例の最終戦セレモニー。

5年振りのJ1リーグ、結果は8位。
後半の連勝で5位まで順位を上げたのも束の間、最後の最後で賞金圏外まで落ちてしまったけど、シーズン前はこんなに上位に食い込めるなんて夢にも思わなかったよね。正直、目標5位なんて冗談かと思ってた(笑)。

選手・スタッフ・フロントの皆さん、お疲れ様でした!
  これが「川崎スタイル」

クラブ主催のセレモニーが終わった後は、今度はGゾーンサポーター主催でのセレモニー。

引退・帰国する選手(相馬・久野・アウグスト)をGゾーン前に迎え、お約束のトラメガタイム!

これが「川崎スタイル」だ!
  相馬直樹選手

サポーターが掲げた巨大な日の丸にしばし絶句。
その顔は涙で濡れていました。

相馬1相馬2
  久野智昭選手

サポーターが次々に手渡すマフラーやTシャツを全部着ちゃうもんだから、最後はまんまるの着膨れ状態に…。最後までベティは「いい人」でした。

久野1
  アウグスト選手

「アイシテル…」
「アリガトウ…」
「ワスレナイ…」
感涙で咽びながらも一言ずつ日本語でメッセージ。

偉大な選手の最後のメッセージに、Gゾーンは泣きました。

アウグスト1アウグスト2

翌日12月4日 成田空港にて

  「サポーターとのお別れは最後」

最終戦セレモニーの涙から一夜明け、サポーターは成田空港にやってきました。そう、今日帰国してしまうアウグスト選手とホントに最後のお別れをするためです。

予定の時間に空港に現れたアウグスト選手。
「サポーターとのお別れは一番最後にしたいんだ」と、僕らとのお別れの場所に選んでくれたのは、なんと出発ゲートの前。
  1人1人丁寧に

集まったたくさんのサポーター1人1人とお別れの挨拶。
感動シーンの連続にサポーターは涙、涙、涙…。

アウグスト…、
僕らを何度泣かせれば気が済むんだよ…(涙)
  アウグスト、日本で最後のオンブ

「ありがとう 俺達もあなたのことを忘れない 絶対に忘れない」
18:55 日本航空JL48便 ニューヨーク経由サンパウロ行にて
アウグスト選手、帰国


今日の応援家
空港での応援は注意が必要です


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