4/23 J1第7節 (等々力陸上競技場)

川崎フロンターレ 1−2 ベガルタ仙台


  Jリーグ再開!

あの大震災でJリーグが中断して1ケ月あまり。
待ちに待った再開の日がやってきました!

再開初戦の相手は、いきなりベガルタ仙台。ただでさえ特別な仙台戦なのに、今日の試合は日本中から注目される最も重要な一戦と相成りました。

試合は等々力でのホームゲーム。当然震災や津波で被害に遭われたベガルタサポーターも大勢やってくるため、彼らをフロンターレらしく盛大に迎えようと、この日は早朝からクラブスタッフ、サポーターも総動員で準備にあたります。
  ベガルタ応援バナナ

今日実施される趣向を凝らしたイベントの数々はこちらの通り!告知ページとしてフロンターレ史上最長!

その1つがこれ。宮城県でしか売られていない「ベガルタバナナ」を現地の石巻青果さんの協力のもと大量調達し、等々力競技場で来場者に買ってもらおうという、川崎サポーター発案の企画です!
収益はすべてベガルタのクラブ復興支援費となるため、準備にも熱が入るやすなが64氏

バナナの販売は、ミスターベガルタこと千葉直樹さんが手伝ってくれたこともあり、あっという間に完売!
この企画、大成功でした!
  リケルメは空回り

テンメイさんに寄せ書き用の「色紙」を買ってこいと頼まれて、「色画用紙」を買ってきたリケルメ氏。
確かに「シキシ」も「イロガミ」も同じ漢字だけどさ…。

さぁ、悪いのはどっち?
 A.用途を確認しなかったリケルメ
 B.メールで指示したテンメイさん
  特別な雰囲気

今日は雨が降ったり止んだり強風が吹き荒れたり…という最悪の空模様。それでもスタジアムには、Jリーグ再開をずっと待ち望んでいた両クラブのサポーターが多数来場し、久々の「再会」。

そんな雰囲気も察してか、クラブは両サポーターを隔てる緩衝地帯を取り除くという粋な計らい。Gゾーンには仙台のコールリーダーが来訪し支援感謝のメッセージを伝えるなど、試合前のスタジアムは友好ムード満載の特別な雰囲気に包まれていました。
  染太郎さん

昨夜のファイフロにも登場した染太郎・影山さん。現在、等々力競技場で掲出されている横断幕の8割は、染太郎社の製作なんだって。

個人で作る横断幕やゲートフラッグなんかも、相談に乗ってくれるそうです。これから製作を予定されている方はぜひ。もちろん、今回の各種イベントで使用した横断幕もすべてお世話になりました!
  ドリームマッチ開催!

そんな友好モードの中、ピッチでは芸能人チームと両クラブOBチームが対戦する「FORZA仙台ドリームマッチ」が開催されました。

フロンターレが中心となり活動している「Mind-1ニッポンプロジェクト」に賛同し、今日もノーギャラで参加してくれた出場選手の皆さん、一部マニアックな方々もいらっしゃいますが(笑)、かなりの錚々たるメンバーが揃いましたね!

千葉直樹さんだけ長袖のユニフォーム(七分袖仕様)を用意したスタッフ、さすがです(笑)
  FORZA!仙台幕

ドリームマッチも大歓声の中、無事終了。
そして、出場選手たちがメッセージ幕を持って場内一周の歩みを始めたとき、コールリーダー・海人の掛け声によってGゾーンで始まった応援はこれ!

「TWISTED」
そう、ベガルタ仙台の応援ソングです!

そしてGゾーン頭上からは、たくさんのメッセージが書き込まれた「FORZA仙台幕」が登場!
  想いを幕に託して

実は試合前、競技場内の某所にて、川崎サポーターによって被災地である宮城・仙台の皆さんを激励するメッセージの寄せ書きをしていたんです。

フロンターレの選手・スタッフ・サポーター・その他関係者からのメッセージで真っ黒に埋まったFORZA仙台幕。サポーターはこの横断幕をGゾーン前を通る千葉直樹氏に手渡し、想いを託します。

「俺たちの想いを仙台に伝えてくれ!」
  スタジアムがひとつになった

FORZA仙台幕は、そのまま千葉直樹さんらドリームマッチ出場選手たちの手で仙台サポーターが陣取るアウェイ側ゴール裏まで運ばれ、そして鳴り止まないTWISTEDの大応援の中、仙台サポーターたちの手によって大きく掲げられました!

それはまさしく、宮城・仙台の被災地の復興を願ってスタジアムがひとつになった瞬間でした!!

テンメイさん号泣
  チラ裏の裏

大好評のサポーター情報誌・「みんなのチラ裏」。
今回はJリーグ再開かつ仙台戦特別号ということで、なんと初の両面印刷!チラ裏なのにオモテがあるんです!

しかも、今号は「仙台サポーターとの交流の歴史」が特集され、この「ゴースタ!」の出張版も掲載されてます!

そうそう、フロンターレ応援ソング集のところには、先程みんなで歌った「TWISTED」の歌詞も掲載されていたんです。皆さん、気づいてましたか?
  空気読み過ぎ

試合前にオーロラビジョンで流されたこのVTR
本当に感動ものでした。

一方、試合は…
田中裕介選手の移籍初ゴールで先制したものの、終わってみれば1−2。試合にもシナリオや演出があったかのような見事な逆転負けでした。
  雲間から射す光

試合後のスタジアム。
人もすっかりいなくなった等々力には、雨が止んだかと思うと、次の瞬間、雲間から陽の光が射してきました。

被災地の復興と、フロンターレの巻き返し。
この眩い光がそれらへの道を照らす光であらんことを!

試合後…
「お土産にこれ持って行ってよ!」 「これも、これも!」
まだまだ続くフルーツプレゼント攻撃に仙台サポーターの皆さんもたじたじ(笑)

 「勝ち点3まで持っていきやがって!」
お仕置きも忘れないテンメイさん

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